算命学余話 #U22

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算命学余話 #U22 (page 1)

 ブログの初期の頃に掲載して今も無料で読めるようにしてある算命学のミニ考察では、私が常々魅力的だと思っている龍高星と調舒星がそれぞれ発狂と自殺に関与していることを述べておりますが、読者の方にも関心が高いらしく、その記事は未だにアクセスランキング上位を占めております。かといって龍高星や調舒星を持って生まれた人が必ずしも発狂するとか自殺するとかいうことではありません。単独で1つ持っているくらいなら却ってエキセントリックでモテモテなくらいです。
 魅力といえば禄存星と司禄星が魅力本能を司っておりますが、同様にこれら魅力星が必ず魅力的な人物を形成するかといえば、これまた大いに疑問です。禄存星と司禄星は魅力と同時に財運をも司っており、カネに係わる人物というのは往々にして醜かったりドロドロしていると敬遠されることがあるからです。
 なお、「魅力的な人」というのはこのようにさまざまな要因から判断されるものですが、反対に「魅力の欠ける人」という星並びも当然あります。もちろん「これがあれば」といった単純なものではなく、魅力がないのにも多様な要素が考えられますが、鑑定者というのは顔も知らない依頼人の宿命を眺めながら、心の中で「ああ、魅力的な人だな」とか「つまんない人だな」とか遠慮なく評価を下しておりますから、自分を何か特別な人間だと思ってうきうきしながら鑑定依頼に踏み切る人は注意が必要です。
 
 算命学は生年月日と性別のみで宿命を算出するものであります。時々本屋で「算命学姓名判断」とかいうタイトルの本を見かけますが、私は姓名判断はしませんし、中身を立読みする限り、五行説を使っているのでなるほどと思えなくもない内容ではありますが、基本的に生年月日から判断する本来の技法とは離して考えるべきかと思います。
 世の中には様々な占い技法がありますが、私見としては、洋の東西を問わず歴史の古いものほどしっかりした理論と実績があり、信憑性も高いようです。ただどんなに歴史の積み重ねがあっても、運用する鑑定者の経験が浅ければ意味がないし、仮に浅くなかったとしても人間はせいぜい百年くらいの寿命しかもたないため、キャリアにも限界があります。結局のところ、鑑定者の技術と人間の成熟度が依頼人のそれを凌駕していることが決め手ではないかと思います。要するに巡り合わせですね。
 
 さて今日のテーマですが、実は人相に絡んで算命学で気付くことがあり、ややイレギュラーですが考察するに値するかと思い、最近お亡くなりになった藤圭子さんの宿命を例題に採り上げてみたいと思います。
 前回は「足下崩壊」を論じてみましたが、そこに挙げた例は地支が水だらけというものでした。こういう特徴的な宿命は、しばしばその人の風貌や雰囲気にも影響を与えるのですが、藤さんもまたその若い頃の映像を見ているうちに気付くことがあったので(この方はいわゆる「ひのえうま」の日干支です)、そんな角度から宿命判断の解説を試みたいと思います。
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