算命学余話 #U17

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算命学余話 #U17 (page 1)

 前回の算命学余話#U16では、宿命から見て誰が人格を教育してくれるか、家系論の一部を使って探る方法を紹介しました。この理論によれば、離婚を含み父親か母親のどちらかを早くに失った子供は、1/2の確率でバランスを欠いた人格の持ち主になるということになります。
 現代においても「片親と死別した幼児は可哀相だ、不幸だ」と即時的に考えられているのは、家計が厳しくなるとか家事が疎かになるとか即物的な支障が懸念されるのはもとより、それが人間という生き物が正常に生きていく上で不自然な事態だと本能が察知するからなのです。野生動物と違って人間は生まれてから成人するまでに少なくとも15年ほどもの長い時間が掛かり、その長い年月の間に身に着けておくべきことが沢山あります。そうした必修事項を両親という専属コーチから学べていない人間は、1/2の確率で生物としての弱さを露呈すると、算命学は考えているわけです。
 しかし#U13では、そうした両親又は片親の不在は代理の役割を果たす人の存在により補うことができるとも書きました。これは上記の説とは矛盾するようですが、こういうところを矛盾なく塩梅するのが算命学の柔軟さです。宿命は持って生まれたものなので変えることはできませんが、その足りない部分はその人の生き方によっていくらでも補うことができるのです。
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