ぜりーえっぐ -スマイル リズム-

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ぜりーえっぐ -スマイル リズム- -11p-

生きてなかった!?
 一生の自分仕事を終えていた!?
 ゴミ!?と判断された物、廃材がここの場所には、あった。
 分別された!? 山々が山脈を造っていた。

 夕方から夜になると暗闇が辺りを不気味に変え、人々を遠ざけた。  恐怖王の出勤時間。
 しかし、グレイゾーンでは、集会が行われ掛かっていた。

 〇〇さん、お入りなさい。 壊れた携帯やビデアテープ、DVDのおチビちゃん達が木のつるで楽しく縄跳びをしていた。
 入れ替わり、飛んで行き、そして遊ぶ。

 大人の廃材も童心に帰ったかのように運動会やレクレーションをし始めた。
  障害物リレーや棒倒しや綱引きなどをして笑顔や笑い声を出して楽しく騒ぎ始める。
 応援をしたり、転けたり、擦りむいたりといった行動も中には、見られた。

 アルコールや潤滑油を入れ、気持ち良くなって、知らない物同士でも会話をし、肩を組み、仲良くなった。 
 バカ話や約束事をした。
 腕相撲や口ゲンカや小競り合いもあったが、いずれにせよストレス発散には、もってこいだった。

 気の合わない奴でも、気に入らない奴でも、何回か喧嘩したり、お互いにケガをおったりしたら、やはり、心が幾分か解り合えるように成った。

 互いの存在を認め合って、 分かち合った。
 時間は、掛かったかも知れないが、仲間に成った。  痛みが判る悪友に成った。
 今では、言いたく無いが 親友!?である。
 友達が増えた。
 夜が開けるにつき、仲間や魂は、散って行った。
 また会う約束をして・・・・・・。

ぜりーえっぐ -スマイル リズム- -12p-

誰もがうなった、踏ん張った、「う〜・・・!?」、「フ〜、フ〜・・・!?」と声を出した。
 ちゃっぽ〜ん、じゃ〜、声に音は、付いて回るもんだった。

 通称"WC" トイレだった。 アンモニアやうんこが、槽に仲良く仕事を終えて、溜まっていた。
 人間にしてみれば、汚なく臭かった。

 でも神様は、優しく見守っていてくれた。
「お疲れ様。  君達を今一度だけ輝かせてあげる。 3・2・1・・・パチッ・・・・・・」 指を鳴らす音がする。

 一瞬で汚物は、白く!? プラチナ!? 透明気味!?に成り、輝きを発した。
 宝石のようだった。
「きゃっ・・・!?」
「キャッ・・・!?」
 シュー、ザー、ザザッ。

 透明チックな1センチ位の天使が中空をスケートで滑って来て、空気!?異空間!?にエッジをきかせて白い霧を作ってきゃぴキャピと遊んで楽しんでいるところだった。

 アベック!?でイヤ・・・そこらじゅうで何十匹という位の数の子達が霧を創るのに、滑るのに夢中で遊戯をしていた。
 霧が出来る一瞬だけ、真ん丸型やハート型や雪の結晶型の虹が楽しめるからだった。

 なぜ色々な形の虹が出来るのかが、奇妙で不思議な物があった。
 でも次に何が現れるのかを楽しめるスポーツの一つでもあった。

 至るところで霧の飾りが7秒間創られては、下に消えながら、落ちて行った。
 まるで人間界の冬の雪みたいな感じだった。
 また時々、"ハズレ"があるみたいで、映像がなくパーンと爆竹みたいな大きな音をさせて天使達をビックリ!?させて楽しませてもいた。

 "霧の精のいたずら"というわらべっ子の遊び事だった。
 遊び時間終わるとまた、キンコ~ン、カンコ~ンと音が鳴ると共に天使は、消え、霧も消え、結晶が落ちて行き、元の人間の世界に戻った。

 うんこは、植物や果物の肥料の元、大事にしないといけないんだよっ。 トイレは、次に使う人の為に綺麗にしておくものだよ、使う時、気持ちが、いいでしょ。

 与えられたわずかな楽しい時間も大切にしないといけないね。
 思いでは、多く作って心にいっぱい持ち続けようね。
 お・わ・り・・・ちゃんちゃん。

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迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
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