無惨に散ったその花は

とどかぬ心に どうして伝えよう

  この白い薔薇の美しさよ

  たとえ 全く同じとはいかないまでも

  彼の見姿に 心奪われぬ者などいようものか

 

 響かぬ心に どうして伝えよう

  この白い薔薇の芳しきことよ

  たとえ 全く同じとはいかないまでも

  彼の香りに 癒されぬ者などいようものか

 

 

  鋭く尖ったその棘の

  触れる程に刺す棘の その知恵は

  誰かを傷つけようとあるものか

   その名のもとに 振り上げようとするのなら

 

  穢れようもないその花の

  純白なまでの花の その花びらを

  誰かの血をもって染めようなどとは

   真紅の薔薇に たとえどれほど焦れようとも

 

苔田カエル
無惨に散ったその花は
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