ある日、つまりちゃん達が外でお仕事をしていると、雨が降ってきました。
「困ったなあ、止まないかなあ?」
皆が困っていると、つまりちゃんが思いつきました。
「そうだ!私の大腸念力でこの雨を止めよう!」
つまりちゃんは、自分の大腸に詰まったうんちの力を念力として、色々な能力を使う事ができるのです。
つまりちゃんはさっそく念じました。
「大腸念力~!!」
ところがいつまで経っても、雨が止みません。
つまりちゃんは大切な事を思い出しました。
「そうだった・・・今朝は私、珍しくうんちが出たのだった!!どうしょう、大腸がうんちでパンパンでなければ大腸念力を使う事ができない!」
そこでつまりちゃんは、職場の仲間達に向かって叫びました。
「みんな!オラにうんちを分けてくれ!たのむ!」
「・・・・・・」
皆はつまりちゃんから目を逸らしたり、冷たい目を向けたりしました。
皆が仕事をし易い環境を作るために、必死なつまりちゃんに。
世間の冷たさを痛感したつまりちゃん。
「他人は当てにならない・・・自分でなんとかしなければ!」
つまりちゃんは走り出しました。
「どこへ行くの?!つまりちゃん?!」
びっくりした皆が、思わず叫びます。
「コンビニ!」
つまりちゃんは、既に遠い所からそう答えました。