これは、病気のおかげです。私は、病気に蝕まれているのではなく、病気と共にあるのです。
私は、再び退院した後、わんわん泣きました。そして、義父にメールを打ちました。その内容を書きます。
私は、新しい土地で、本当に幸せに生きています。あなたをわずらわせる気持ちは毛頭ありません。今、本気で愛している人は、あなたのご主人ではないのです。だから、どうか許してください。
このメールを、隣の奥さんに見せてもらいました。奥さんは、やっと納得しました。
でも、病気を差別されてしまった、隣の奥さんのみならず、両親にまで。
精一杯の、強がりのメールを書かせてくれた、私の病気。時に私を泣かせるけれど、新しい土地でやりたいことを続けて強く生きていくことを守ってくれた、時を超えて人の念を受け取る、不思議な自分の精神病を、主治医の先生も、訪問看護師さんも、愛してくださっています。
主治医の先生は、一生私を診てくれる、という約束を、果たそうとしてくださっています。訪問看護師さんも、大好きな人がいっぱいいます。
病気を気持ち悪がる人のおかげで、出会えた、たくさんの支えてくださる人々と、傷を乗り越えていきたいです。