K夫妻についての見解2
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karinomaki
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R-18
K夫妻についての見解2
心の毒
K夫妻は、家主である私を、追い出しました。史上最低なやり方で。
二人の立派な家は、私の資産で建てられました。
しかし、二人は、特に、旦那の方が、お金目当てでした。
隣に住んでいる、私の義理の父の、大きな不動産屋を、義父の死後、私を丸め込んで手に入れるつもりでした。
しかし、私は、このKという酷い男と、両思いになってしまった。
私の精神病は、良くも悪くも、この男にとって魅力的だったのです。
私は死後の世界と交信できるという、特殊能力を、病気のために身につけていたから。
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K夫人
K夫人は、姿かたちはきれいな人で、内面は、ドロドロでした。
私の病気を心から差別することでしか、平常心を保てなかった弱い人です。
どんどん私の特殊能力と、自分とは真逆の美しさを持つ私に、旦那がひかれていくのが我慢できず、家の中は荒れ果てて行きました。
そんな醜い夫人を、旦那がどうやってなだめたか。
マキさんなんか、精神病患者でしかない。僕が本当に愛しているのは、君。
その証拠に、ほら、あの子は莫大な資産を持っていることすら、無自覚だよ。病気で、家庭も持てず、財産管理も出来ないに決まってる。今は二人であの子の機嫌をとって、将来、資産を手に入れよう。
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追い出し
しかし、私は、私の病気が、私に言いました。ここを出ろ、夫婦の食い物にされるぞ、
実際は、私は追い出されたのではなく、二人を見放したのだと思います。
私の、陽性症状が始まりました。統合失調症の症状の一つで、ハイになる状態です。
私は、夫婦の家に行き、はしゃぎ回りました。
夫人は、私の母に訴えるしか方法がなかった。
マキさんが、怖い、隣に住む自信がないと。そして、私の一挙一動を、全ての知人に言いふらした。
私は、みんなに差別され、一人で家を出ました。
家出先から書いた、夫人への謝りの手紙も、夫人はたくさんのご近所に見せに行き、私の不幸を笑いました。
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幸せを築く
しかし、家出先の新しい環境で、私は本物の幸せと出会いました。
病院の食堂で働くという、天職と巡り合い、共に生きていく、今度こそ心のきれいな異性とも、出会えました。
歪んだ人間とは、どうあがいても幸せにはなれないのですね。私は、間違いなくシンデレラのガラスの靴を持っていました。
最後に、K夫人にメールしました。
今、幸せです。心から。あなた方がいない自由をかみしめています。病院の人々は、差別などしません。
差別は、いちばん人の自由を奪います。
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