天使の声

アドレナリン

アドレナリンとはどういうものかはっきり知りませんが、私は濃い時間を過ごすときに出るものだと少し思っています。誰よりも人生を大切にしたい・・・それは、人を怒ることでしょうか。・・・そうではなく、人を理解することです。濃い時間を過ごすことは、天使の時間です。天使は、人の幸せのために動いているのです。

私が今、愛している人は、アドレナリンの人です。私のドーパミンをおさえられるのは、その人の愛しかありません。その人は、私の担当の、訪問看護の社長さんです。

社長さん、涙。

私の手帳に書いてありました。「社長さん、涙。」私はぼろぼろ泣きました。社長さんが好きで。

でも、私が社長さんよりある人を熱烈に愛していた時期がありました。私を治し続けてくれる精神科医の先生です。しかし、どんでん返しがありました。私に彼が現れ、私の入院を止めたのです。入院せずにすむようになった私に、先生は遠い人になりました。

正直に書きましょう。私には、一緒に暮らしている人がいます。その人と、訪問看護の社長さんのおかげで入院治療が必要なくなりました。しかし、社長さんへのときめきがおさえられません。暮らしている彼は、限りなく心の広い人で、私が社長さんを愛していることを理解してくれました。だから私は誰とも結婚しません。

天使。私はこの心を知っています。天使とは、Sさんを「堕天使」と呼ぶ存在。天使は決して幸せなのではなく、戦っている。戦いつつ、幸せ。人を心から理解せず、病気を差別する人は、表面で人のために動いていても、「堕天使」であり、神からはえらばれないのです。

 

社長さん、私の彼は天使・・・そして、私は天使と堕天使スレスレ・・・。この、私をささえてくれる二人と、私の中の戦いが勝利に終わったとき、私はこの二人と、いちばんいい世界にのぼりたいです。戦うから、美しい戦いだから、きれいな恋がある。そして、辛いから、幸せ。この意味、分かって下さいますか?

karinomaki
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