私はコレでタバコやめました

No1、 私もニコチン中毒だった。(私こと筆者の告白)

 

私は、五年以上前ですが、一日に30本は、吸っていました。


大学の頃から吸い始め、マージャン・パチンコなどの時は、必ず吸っていました。


最初は、軽いタバコでしたが、だんだんニコチンの量が増えてきました。


喫煙の決定的瞬間は、大学の卒業論文を書く時です。


タバコを吸えば、リラックスしたようになり、どんどん書けました。


それからは、坂道を転がるボールのように、タバコを吸い始め、手が黄色になりました。


就職してもタバコは止めません。


研修が一時間ごとに区切ってありますが、あれは喫煙タイムだと思い、感謝して吸ったものです。


私の若い頃は、禁煙している人は、稀で、喫煙者が多く、タバコも専売公社で、国がタバコを売っていました。


私は、国家に協力しているつもりで、バンバン、吸いました。


健康なんて、タバコを吸っている間は健康で、タバコを吸うのは健康の証拠だと思っていました。


駅のプラットホームで、ポイ捨てし、タバコを吸いながら街を歩き、路上に、ポイ捨てしました。


皆さんがポイ捨てする気持ちも解りますが、あまり行儀の良い行為ではありません

 

結婚後はもちろん、子供が生まれても、タバコを吸い続けました。


赤ちゃんの前では、さすがに吸いませんでしたが、別室で吸っていました。


その当時は、「 ベランダで 」という智慧はありませんでした。


ですから、別室はタバコのヤニで黄色です。


パソコンを置いている部屋が、別室で、今も黄色い壁紙のままです。


そのうち、子供が大きくなって、幼稚園の陶芸教室で、私の為に、真っ白な「 灰皿 」を作ってくれました。


そこで、タバコを吸う事を反省すべきなのに、あろうことか、その「 灰皿 」を、「ありがとう」と言って使っていました。


ホントにバカな親です。


家の中での受動喫煙などは、思いもつかず、室内でタバコの煙を吐き、家族の健康については考えていませんでした。


そして、決定的な事が起こりました。


私は、友達が集まる念仏会に参加しまして、昼休みにタバコを吸ったのに、皆が念仏の最中なのに、部屋を抜け出して、タバコを吸ったのです。



私は、「 自分は地獄に落ちるな 」と思いました。



その時のタバコは、ちっとも美味しくなかった事を覚えています。


これが、私が行き着いた、喫煙の果てでした。

 

私が、念仏修行から抜け出して、タバコを吸ったという罰当たりの行為を書きましたが、この念仏修行で、「 どうしてタバコを止められないか 」と、考えるようになりました。


このままでは、地獄に落ちるとは思いませんが、それから吸うタバコは少しも美味しくなくなりました。


しかし、惰性はありました。

 

常に、新品のタバコ一箱を所持しないと不安なのです。


朝、タバコを買いまして、幸せな気分で一服します。


お昼休みの頃は、15本ぐらい残っています。


仕事が終わり、家路につく頃は、8本ぐらい残っています。



そこで、不安になります。



タバコが好きな自分は、明日の朝まで、8本で大丈夫なのか? という不安です。



不安だから、新品のタバコをもう一箱、買って、この新品のタバコの封を切らないと誓う。


なのに、残りの8本を吸ったら、その瞬間、新品のタバコの封を切って、タバコを吸っている。


朝には、全部、吸ってしまい、結局、その日は二箱のタバコを吸ってしまった事になる。


ここで、気付きました。

 

  

自分は自分を信用していない!!




 

No2, なぜこんなにやさしく禁煙できるのか

 

私は、自分の本当の願いが「禁煙」である事に気づけば、「やさしく禁煙できる」と信じています。


アレン・カー氏は、「 タバコの奴隷となった喫煙者の恐怖心」は、「タバコを失う事」だとしていますが、私は、「 禁煙した本当の自分を見たくないからだ 」と思います。


私は、喫煙者は、自分をリラックスさせて、仕事に励もうとか、イライラする気分を無くそうとしている事は、認めます。


真剣な喫煙者がいます。


創造的な仕事をする人は、喫煙するかも知れません。


しかし、自分が、本当に創造的な仕事をしているか否かを、良く考える方が良いと思います。


自分の健康を失してまでも、タバコを吸い続けるべきか否かを、妻や両親と相談してください。


禁煙する事は、コミュニティを失う事も事実です。


しかし、喫煙者から離れなければ、禁煙する事は出来ないと思います。


その意味でも、本当に、禁煙が自分の「願い」か否かを、自分で決めてください。


禁煙するのも、喫煙するのも自由です。


それは、「 あなたが、決める事 」で、妻や両親は悲しむかも知れませんが、あなた以外の人は、そのことについては何も言えません。


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アレン・カー氏は、「①、今吸っているタバコを消した瞬間、あなたはタバコをやめたことになります。……(省略)……しかし、問題は二日目であり、10日目であり、一万日目です。意志が弱くなった瞬間、酔った弾みに、ちょっと一本吸ってしまいます。……こうして、喫煙者に逆戻りするのです」と書いています。

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私は、もしどうしても一本、吸いたい場合は、吸っても構わないと思います。


その次から、決して吸わなければ良いのです。


一本、吸ったら喫煙者というのは、間違いです。


禁煙を続ける事は辛いですが、禁煙を続けるほど、逆戻りはしません。


要は、身体全体が、「喫煙者」なのか「禁煙者」なのかです。


禁煙を続けていれば、身体が「禁煙者」ですから、すぐ禁煙のサイドに移ります。


一本吸ったら、禁煙者に戻る事は可能です。


問題は、本当に禁煙をするかどうかの決意が有るか無いかです。


ただ、記念日に、ちょっと一服という気持ちになりますが、それから続く禁煙の事を考えると、一服をしない方が良いでしょう。


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アレン・カー氏は、「人は緊張した時に、タバコを吸います。健康のことを考えると恐怖心で気持ちが張り詰めかえってすいたくなるのです」と書いています。

 

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これは、喫煙者がいう言い訳だと思います。


タバコはリラックスするために吸うというのでしょう。


しかし、「 自分は本当に禁煙したいと思っているのか、私は、何を守ろうとして禁煙したいと思うのか?私の願いは本当に禁煙であるか? 」を、良く考えなければならないと思います。


本当に「守るべきもの」が無ければ、戦うのは無意味です。


「 守るべきもの 」が「 健康 」ならば、禁煙しなくてはならないし、私のように、「 自分の欲望に逆らうため」「 自分を信じるため 」であれば、やはり戦う事になります。


守るべきものが何かにより、戦法も違います。

 

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アレン・カー氏は、「マースデン病院 (英国の有名なガン治療センター) の前の道には、他のどの病院よりも多くのタバコの吸殻が落ちているのも事実です」と書いています。

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私は、守るべきものが「自分の欲望に逆らうため」「自分を信じるため」ですから、「 死 」を目の前にしているガン治療者に、禁煙は要求しません。


死を前にしたら、モルヒネも使います。


死を前にして、「 タバコ 」がモルヒネと同じ効果を持つのなら「 タバコ 」を吸うでしょう。

 

この事について、少し書きます。


私は、余命を宣告されたら、タバコを吸うつもりです。


ですから、本当の意味では、禁煙者ではないと思います。


私は、「 タバコ 」をモルヒネのような物だと考えています。


長い人生なのに「 モルヒネ 」は、害毒です。


もっと、良い物が、幾らでもあるはずです。


もう一つ書きます。


喫煙者は、「 タバコ 」を吸って、本当の自分を忘れたい、変身して、違う自分になりたいと思っているんではないか?と思います。


かっての私もそうでしたが、それは、自分の可能性を否定しているのではないか?と思います。


その意味で、自分を信じていないし、一瞬は、ニコチンの力により、ファッとした良い気分になるかも知れませんが、その次に吸った時は、「まずい。なんてまずい物を吸っているのだろう。しかし私は止められない」と思うでしょう。


それは、自分を信じていないだけでなく、自分を虐待しているのだと思います。


本当の自分を大切にする事をせずに、故意に、仮面を被っているのです。


もう「  変身願望は捨てましょう」。



大人なのですから。



No3, No4No5 タバコを吸うのはなぜ? 変身願望?


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「 禁煙セラピー 」の、No3No4No5、は、 タバコをなぜ吸うのか?がテーマです。


これは、個人差があり、特定する事は難しいですが、アレン・カー氏は、次のような理由を書いています。


① ニコチン中毒

② 洗脳

私の場合は、③、変身願望 を追加します。

後日、これらについて本の照会と、私の考えを書いて行くつもりです。

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私の場合は、③の変身願望が一番強かった。


なぜなら、私は三流大学の卒業者で、学業の成績は悪く、いつも、コンプレックスを持っていました。


私が大学に入学して、初めて「 タバコ 」なる物を、手にして、先輩の勧めで吸ってから、世界が一変した事を思い出します。


まず、試験勉強ですが、試験を受ける前に「 タバコ 」を吸えば、意識が明確になり、頭脳明晰になった感じがして、試験をパスしました。


競馬や競輪は経験しませんでしたが、パチンコという賭博をした時、賭博に勝ちました。


女性の前でも、タバコを吸えば、友達になれましたし、友達と会話するときも、「 間 」だ出来て、便利でした。



こういう「 成功体験 」が、私のコンプレックスの解消となり、私を次第に、ニコチン中毒へと誘いました。



「 タバコを吸って、一流大学卒業者と、同等の頭脳明晰な状態、あるいはスーパーマンになりたい 」



タバコを吸う、私の精神的な支えは、この「 変身願望 」でした。

 

変身願望が強いのは、私に、コンプレックスがある証拠だと思います。

 

学業の成績が悪い。記憶力が弱い。私の頭脳が劣っている。

それに、意思が弱い。


私は、研修や試験の前に、そのコンプレックスを克服しようと、タバコを吸いました。


私は、この「 禁煙セラピー 」を読まずに、禁煙しました。


その契機は、タバコの値上がりによる家計の圧迫と、私の反省でした。


タバコの値上がりは、後日、書きますので、反省の事を書きます。


それは、歌謡曲で、「ナンバーワンになれなくても良い、あなたは既に、オンリーワン」という歌詞を聞いたとき、私は50歳を越えていましたから、素直に良い考えだと思いました。


自分の身体を、ニコチンで汚して、何が良いのだろうか?


仕事を止めたら、ニコチンで汚れたままの身体が残るだろう。


自分が本当に「 願う事 」をしなければ、誰が自分に代わって「自分が願う事」を行うのか・


自分しかいないと思いました。


それから、素顔の、タバコを吸わない頭脳で、仕事から引退しようと思いました。


ナンバーワンになれなくても、両親は許してくれると思います。




子の幸せを願うのが「 親 」ですから。





 

No6、タバコは習慣ではない、麻薬中毒だ


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アレン・カー氏は

「ニコチンはタバコに含まれる無色の油性物質で、依存性があります。

依存するまでのスピードは、どんな麻薬よりも速く、タバコ一本でも中毒になります。」

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私も、タバコは「 麻薬 」だと思うし、喫煙者は、アルコール依存症と同じで、「 依存症 」という病気の人だと思います。

 

タバコは、麻薬だから、死ぬ前に死ぬ事の恐怖から逃れるために、タバコを吸うのです。


若い人が吸えば、死ぬ事を急いでいるとしか考えられません。


タバコの経歴は、何時までも「 死神 」のように、あなたを脅かすでしょう。


あなたの子供が、タバコを吸っていたら、ブン殴ってでも、止めさせなさい。


それが、親の行為です。

 

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アレン・カー氏は、タバコを吸う4つの理由を書いています。


①退屈している時


②集中している時


③ストレスを感じる時


④リラックスしている時

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私は、この4つの理由で、タバコを吸う時は、誰もいない所で、一人だけで吸っていただけますようお願いします。


かっての私もそうでしたが、喫煙者が他人を受動喫煙者にする権利はありません。


退屈している時、タバコ吸っても、二本目からはまずくなりますし、集中している時に、タバコを吸うのは、「 私は、ニコチンで考えていますよ 」と言っているようなもので、つまらない考えだと思います。


ストレスを感じたり、リラックスしたりする時に、タバコを吸うのは、「 現状からの逃避 」です。


タバコを吸ったからって、ストレスを受ける状況は残りますし、リラックスも、二本目からは後悔に変わります。


これから長い人生を送るつもりなら、「 依存症 」は、何としても脱出しなくてはなりません。


タバコは、ヘロインと同じ麻薬で、死ぬ前に、「 死 」の恐怖から逃げるための麻薬ですから。


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アレン・カー氏は、「タバコは退屈やストレスを紛らわせてくれもしなければ、集中力やリラックス感を高めてもくれない……これらは、みんな、ただの幻想なのです」


「タバコの味と香りが好きだ」というのも幻想です。


「タバコを止めたら虚無感に襲われるのではないか、人生、二度と同じように送れないのではないかと心配しますが、……これも幻想です」


と言います。

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そうです。


幻想です。


これは、タバコを止めたら断言できます。


幻想は誰にでも有るものです。


「 幻想でない 」という人は、自分の今の状況が現実の確実な事だと言うでしょう。


しかし、「 幻想である 」という状態を知らない人、あるいは、頭脳が幻想を作る事を信じていない人だろうと思います。


「 幻想から抜けることが出来る 」という自分の可能性を否定するのが好きな人でしょう。

 

私は、三流大学というコンプレックスの解消のためにタバコを吸いました。


その時は、頭脳が明晰になったと感じたのです。


ですが、禁煙してから解りました。それは「 幻想です 」って事。


アレン・カー氏は、この原因が「 洗脳 」であるとしますが、私は、違います。





その「 洗脳 」を受け入れた自分を責めなくてはなりません。



「 タバコを吸ったのは、自分の間違いだった 」という自覚が、禁煙への第一歩だと思うのです。」



これは、タバコを止めるピンチではなくて、自分が本当の自分の意識を取り戻すチャンスなのです。

 

kandk55
作家:高口克則
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