No 32、禁断症状など、もともと存在しない
アレン・カー氏は、書いています。
「 禁断症状など、もともと存在しないのです。 猜疑心や不安があるから吸いたくなるのです。 」
そして、「 やさしいやめ方 」として、
「 ①もう二度と吸わないと決意する。 ②ふさぎこまない。 禁煙した事を喜ぶ 」
と書いています。
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私の考え
これは、事実です。
自分に自信が無いから、一本吸うだけで止まらず、もう一本、もう一本と吸うのです。
禁断症状などは、一時間30分だけ我慢する事が出来たら、存在しません。
「 本当に、これが禁煙状態なのだろうか? もっと、苦しんでタバコを求めるのではないか?」 と、まるで、サンタクロースの贈り物を待っている子供のように、禁断症状を待っていても、症状は訪れません。
存在するのは、自分に自信が無い事が原因の「 自己への不安 」です。
「 俺は、朝まで、タバコを吸わずに過ごせるだろうか ?」
この気持ちを捨てて、ふさぎこまず、禁煙している自分を楽しむのが良いと思います。
「 俺は、こんなに長い時間、禁煙する事が出来るのだ、もっと、続けよう 」
こうして、私は、十年間、タバコを吸ってません。
禁断症状が、どんな症状か、ネットで調べますと、イライラと怒りっぽくなる等、書いてあります。
それが、禁断症状であり、ニコチンの離脱症状であるかも知れませんが、意識せず禁煙をしたいものです。
アレン・カー氏は、「 離脱期間(長くても、三週間) 」と書いています。
私の場合は、キヤンデーを代用品にして、この期間を過ごして、太ったけどキャンデーを食べる楽しい時間でした。
禁煙した後、振り返ってみると、「 タバコを吸ったら、イライラ感が消える。なぜ、禁煙しているのだ。早く吸って、楽になりなさい 」という、自分を責める気持ちが、「 禁煙している苦しさ 」や「 禁断症状 」を増大させると思います。
アレン・カー氏が、後半で書いていますが、「 心理的トリガー(誘因)機能 」、
つまり、「 パブロフの犬 」のように、食事という出来事から条件反射的に、盲目的に、タバコを求める気持ちが湧き起こり、それが原因となって、禁断症状を、更に、悪化させると思います。
「 犬の食事 」のように、条件反射的に、タバコを吸ってはいけません。
人間は、犬と違って、意志の力で、本能を止めることが出来る事を、「 体験 」しませんか?
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと確実に、精神を破壊して、自信を喪失させます。
これは、事実です。
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アレン・カー氏が言う、基本的なポイント。(私の解釈も含む)
①禁煙は、誰でも出来る。禁煙するか否かは、自分の決心による。
②禁煙で失うものは何もなく、あるのは多大な利益だけだと認識する。
③「ちょっと一本だけなら」とタバコを吸うのは、禁煙ではない。
④喫煙行為の意味を把握する。
⑤ニコチン依存症と、自分は喫煙者であるという問題を区別する。
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私の考え
タバコを吸っていると、タバコをやめた自分の姿を想像する事が出来ず、禁煙する自分を信じる事が出来ないから、禁煙した後の、「 空気がおいしい 」とか、「 喫煙者は、臭い 」という事を信じる事が出来ない。
自分を信用する事が出来ないのに、他人を信じるなんて、不可能だと思うでしょう。
自分が実験台になって、喫煙者のために、喫煙者が禁煙した体験談を作ろうと思って、禁煙したらどうですか ?
「 禁煙セラピー 」のように、世界中の人が、あなたの体験談を読むかもしれません。
あるいは、アレン・カー氏の方法ではなく、あなたの禁煙法で、タバコをやめる人が現れるかもしれません。
どんな方法でも、「 禁煙 」すれば良い方法だと思います。
失敗を恐れず、心の底から、タバコを吸わない人になりましょう。
それは、可能です。
私も出来ます、あなたも出来ます。
「 為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり 」
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと確実に、精神を破壊し、自信を喪失させます。
これは、事実です。
No33、禁断症状からの離脱期間を乗り切る
アレン・カー氏は、禁断症状の二つの側面を書いています。
①ニコチンの禁断症状
ニコチンに対する、肉体的飢え。空腹感に似た空虚感や不安感。
②心理的トリガー(誘因)機能
喫煙者は、ある特定の時間や状況で、禁断症状の緩和を連想する習慣を持っている。
禁煙を困難にしているのは、②の「 心理的トリガー(誘因)機能である。
③禁煙すると三週間は、ニコチンの禁断症状を感じますが、その三週間の後は、素晴らしい出来事が起こり続けます。
あなたは、悲惨な病気を克服しようとしている。
この禁断症状からの離脱を感じ、禁断症状を楽しむと、禁煙は喜びに変わるでしょう。
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私の考え
私も、賛成します。
アレンが言う③を「 信じて 」、禁煙に挑戦してください。
失敗しても、再び、スタート地点に戻って、禁煙を続けてください。
「 未来を信じる心があれば 」、きっと、禁煙する事が出来ます。
「 自戒 」する事は、成功への近道だと思います。
タバコは、麻薬です。
タバコを吸うのも、タバコをやめるのも、あなたの問題です。
タバコは、ゆっくりと確実に、精神を破壊して、自信を喪失させます。
No37、代用品を使っても効果はない
アレン・カー氏は、吸いたい衝動に駆られたときに代用品を使うと、その衝動が長引き、禁煙しにくくなると主張して、次の事を指摘しています。
①ニコチンの代用品はない。
②タバコは、食べ物ではなく、毒物なのだ。
③タバコは、空虚感を満たしはしない、空虚感を生むだけだ。
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私の考え
私は、アレン・カー氏に、「 反対 」 します。
ニコチン中毒者には、ニコチンを与えるしか方法が無いと知っていますが、善良な喫煙者が、とりあえず、「 ニコチンへの肉体的な禁断症状を抑圧する目的で 」代用品を使う事を禁止しないほうが良いと思います。
ニコチンへの心理的な依存は、考え方、や「 精神力 」で、破壊する事が出来ます。
本当に、禁煙する気持ちになれば、心理的依存は、消滅します。
タバコを吸わない為には、代用品を使っても良いと思います。
ただし、ニコチン入りの製品は、使わないほうが良いでしょう。
依存を、長引かせるだけです。
水・お茶は、良いかも知れませんが、キャンデーは「 太らないように 」注意しましょう。
私は、禁煙に成功しましたが、太って、ズボンを新着しました。
でも、タバコを吸いながら、自然増で「 太る 」よりは良いと思います。
太った身体を見ながら、「 もう、二度とタバコを吸わない 」と、決意を新たにしています。
代用品を使った結果に、自分が、後悔しないならば、代用品を使うことに賛成します。
タバコを吸い続けて、生命維持のため「酸素ボンベ」を携帯する生活と、一時は太っても老人になれば痩せる代用品を使った禁煙と、どちらが「 お好み 」ですか?
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと確実に、精神を破壊して、自信を喪失します。
これは、事実です。
No 38、もう吸う必要のないことを、心から喜ぶ
アレン・カー氏は、「 恐れ 」には二つの種類があるという。
①「 タバコなしで、どうやって生きてゆけるか 」という不安
この不安の原因は、禁断症状ではなく、「 タバコなしでは生きられない 」という心理的依存です。
②将来を長い目で見て感じる不安
今後は、ある特定の状況になった時、とか、精神的に傷ついた時に、タバコを吸えない不安。
アレン・カー氏は、タバコを吸う誘惑を避けるために、
①タバコをいっさい手元に置かない
②「 ストレスがたまる状況は避ける 」が、「社交の場(例えば、忘年会)には、出席する 」
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私の考え
私は、「 何かを成功する為には、何かを捨てなくてはならない 」と、思います。
何も失わず、禁煙は出来ないと思います。
①本当に、禁煙する決意を持っているのか?
②自分が、なぜタバコを吸うのか、哲学して、反省したのか?
③本当に、自分を信じるのか?
以上のことを決定すれば、タバコを吸わない為に、次の事を実行します。
①医者と相談してやめる。
②ニコチンを含む代用品を避け、自分が後悔しない代用品を使う。
③そして、タバコを吸っていない自分を喜び、将来まで持続すると信じる。
禁煙の結果、自分をコントロールする自信と喜びと、クリーンになった「 肺 」を、獲得すると思います。
「 為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり 」
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと確実に、精神を破壊して、自信を喪失させます。
これは、事実です。