No20、喫煙者の心の奥にひそむ不吉な黒い影
アレン・カー氏は、書いています。
喫煙者が心の奥で不吉な黒い影を感じる時は、
①タバコの広告の警告文を見たとき
②咳が止まらないとき
③胸に痛みが走ったとき
④子供や家族が、嫌そうな顔をしたとき
⑤口臭や汚れた歯が気になるとき
と書いています。
…………………………………………………………………………
私は、こんなタバコの悪い面を知りながら、タバコを吸う人は、「 大変、意思が強い人 」だと思います。
私の経験では、喫煙者は、意思が強い反面、例えば、②や③の場合は、まず最初に「 肺がん 」の事を思って、「 自分が死ぬ心配 」をします。
そして、自分の「 肺がん 」の後に残された「 家族 」を心配します。
心配した後の検査の結果、「 肺がん 」でないときは、また強気になって、「 俺は、病気にならないのだ 」と、「 家族 」の事は、考えなくなります。
「 家族の事 」を心配すれば、タバコを捨てるという行為は可能な筈です。
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと、そして確実に、精神を破壊して、自信を喪失します。
これは、事実です。一刻も早く、タバコをやめましょう。
No 22、精神力でやめようとするな
アレン・カー氏は、「 精神力でやめようとするな 」と書いています。
…………………………………………………………………………
私は、これを、「 禁煙を難しいと思うな 」という意味に解釈します。
人間は、精神的な生き物です。
「 好き勝ってな老人の話 」でも書いていますが、人間が二つの眼で、「 大きい 」とか「 小さい 」とか、「 遠い 」とか「 近い 」と感じて、ストレスになるように、人間は精神的な動物です。
「禁煙する事」も、精神力を使いますが、「 過度に、困難だとあきらめるな 」と言うことです。
私は、アレン・カー氏が否定する「 精神力禁煙法 」で禁煙し、彼が否定する「 代替物 」も使いました。
禁煙は、難しいから、「 禁煙セラピー 」が売れるのです。
難しいが、「 難しいと思わない事 」で、そのためには、自分がタバコを吸う理由を、「 哲学 」する事が必要です。
自分が、なぜタバコを吸うか哲学する事は、精神を使います。
タバコを吸おうと思うのも、精神ですから、逆の事をすれば良い事で、失敗を恐れず、何回も失敗すれば、きっと、自分の禁煙法を発見すると思います。
自分を分析し、哲学して禁煙すれば、可能です。
禁煙した人は、みんな、自分の禁煙法を持っています。
アレン・カー氏は、精神を使わず、代替物も使わなかったというだけで、自分もそれに賛同すれば、アレン・カー氏の方法を採用すればよいし、別の方法もあり、私は、別の方法で禁煙に成功しただけです。
あなたも、禁煙して、自分の禁煙法を、ブログに、本に、書きませんか?
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと、確実に、精神を破壊します。
これは、事実です。
…………………………………………………………………………
アレン・カー氏は、「 禁煙は難しいという頑固な思い込み 」というタイトルで、本を書いています。
…………………………………………………………………………
私の考え
タバコをやめるのは、誰ですか?
「 禁煙セラピー 」を読んでも読まなくても、自分が、自分の方法で、タバコを吸わなければ、OK なのです。
自分が、タバコをやめるのですから、自分がタバコを吸う理由(秘密)があるでしょう。
その理由(秘密)を、「 放棄 」すれば、OK です。
私は、代替物を使って、肥満になりました。
何かを得ようと思えば、何かを、「 犠牲 」にしなくてはなりません。
当然、タバコを吸う仲間を失います。
代替物で、肥満になります。
でも、タバコをやめるためには、必然的に、通らなくてはならない道なのです。
「 死ぬ 」事にも似ていますが、自分が好きな物を、手放さなくては、成就しないのです。
タバコをやめるために、何かを、捨てる必要があります。
それは、個人によって違います。
自分で、哲学をしてください。
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと、確実に精神を破壊して、自信を喪失します。
これは、事実なのです。
No 23、 減煙は禁煙よりずっと難しい
喫煙者が、「 心の奥にひそむ不吉な黒い影 」を感じた時、まず考えるのが、「 減煙 」だと思います。
これは、誰でも考える事ですが、「 減煙 」を続ける事は、非常に難しく、「 減煙 」で問題が解決する人は、意志も強くて、ニコチン中毒でない、幸せな人だと思います。
…………………………………………………………………………
アレン・カー氏は、「 ①減煙すると、ますますタバコが吸いたくなる ②ニコチン中毒症に減煙は効果が無い 」というタイトルで、詳しく書いています。
…………………………………………………………………………
興味がある人は、「 禁煙セラピー 」を読んでください。
アレン・カー氏は、「 減煙 」について詳しく書いているのは、彼が、「 減煙 」で、失敗したからかも知れません。
それほど、面白く書いていますので読んでください。
ニコチン中毒は、ニコチンを常に必要として、ニコチンによって生かされている人だと思います。
神仏ではなく、ニコチンによって生かされているのです。
私の経験では、ニコチンの為なら、借金したり、家財道具を売って、タバコを買うと思います。
そんな、ニコチン依存症の人が、一日を、タバコ一箱で、暮らしていけると思いますか?
「 タバコ自身が生みだす恒常的不安感 」で書いたように、ニコチン中毒者は、タバコの箱に数本しか残っていない時は、気が狂ったように、タバコの自動販売機に向かいます。
それほど、ニコチンの力は、強いのです。
ニコチン中毒者が、「 減煙 」を誓うなどは、「 嘘 」だろうと思って間違いはありません。
タバコをやめた方が良いですよ。
禁煙した方が、楽で、楽しいですよ。
出来ない事を勧めるのではありません。
自分の行動によって自分を変えたいと思うなら、出来るのです。
行動する前に、「 自分は出来ない 」と可能性を否定する必要はありません。
株式を購入するとき、値上がりして儲けたいと思い、儲けることもあるでしょう。
自分の都合の良い時だけ、自分の可能性を信じ、都合が悪いと否定するのでは一貫性がありません。
「 為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり 」
自分を信じて禁煙してください。
「 禁煙 」を言われるうちが「 花 」ですよ。
タバコは、麻薬です。
タバコは、ゆっくりと、確実に、精神を破壊して、自信を喪失させます。
これは、事実なのです。
No 24、とり返しがつかない「 ちょっと一本 」の油断
…………………………………………………………………………
アレン・カー氏は、簡単に禁煙するために、これまでで、三つの基本を書いています。
①禁煙で失うものは、何もありません。あるのは、素晴らしい利点だけです。
②ちょっと一本だけでも、吸おうとしないこと。「ちょっと一本」とか、「特別の一本」などと思うから、やめた後も、吸いたくてたまらなくなる。
③あなただけが特別ではありません。誰でも、簡単にやめられます。
…………………………………………………………………………
以下は私の考えです。
①失うのではなく、タバコを吸う前の、健全な状態に戻るのだと思います。
タバコを吸う仲間を失いますが、タバコを吸わなかったら、仲間になっていない種類の人間なのです。
タバコをやめると、肥満体になりますが、これは、空気が美味く、健全な食欲だから、食べ過ぎて肥満になるのです。
痩せたスタイルを失うと思いますが、痩せたスタイルは、不健康の証拠だと思います。
食べても食べても、痩せているなんて、気持ちが悪いと思いませんか ?
私は肥満体になりましたが、タバコを吸って痩せようとは思いません。
こんな苦しみを与える「 喫煙 」を、二度と繰り返したくないと思うからです。
②「ちょっと一本だけ」というのは、
これを経験すれば禁煙がますます困難になると解かるでしょうから、経験しても無駄ではないですが、本当に「 禁煙しよう 」と思うなら、やめた方が良いし、「ちょっと一本だけ」と言う「 エクスキューズ 」を出す限り、「 禁煙する事はますます困難になる 」でしょう。
③誰でも、自分の方法が、一番、素晴らしい禁煙方法だと思って言います。
私もそうですが、禁煙した人は、自分の方法で禁煙した方が、簡単で、強く禁煙を続ける事を知っているからだと思います。
私は、タバコをやめて消滅した事を喜び、タバコをやめて増えた事を喜びます。
あなたも、タバコをやめると、この喜びが分かると思います。
タバコは麻薬です。
タバコは、ゆっくりと、確実に、精神を破壊して、自信を喪失させます。
これは、事実です。