残念ながら、この世に消えない傷はあるというのが、私の今の答えです。でも、その傷のおかげで、私は、なにくそと思ってがんばれるし、こんな文章を書く原動力も得ることができます。
もし、心に消えない傷があるときは、「いやすための人生」を生き続ければいいのです。それが、真に深く生きるということです。
最後に、その男には、純粋な子供がいました。その子供は私になついてくれていたので、この言葉を残したい。父親が悪魔でも、あなたたちには関係ないと。
もし、本当にいい人間に育てば、悪魔を無間地獄からすら救うことができるかもしれない。
私の病気がひどかったときに、あんなにひどかった私の母は、私が真面目に働き、前向きになるにつれて本当にいいお母さんになってくれました。