育児放棄された子供でも年収1億円

親元に居た頃

1987

時はバブル期の終わり頃

福岡県三潴郡城島町(現:久留米市)に私は生まれた。


母親は三人姉弟の長女、気の強い21歳。

そんな彼女の息子として生まれた。


父親に関しては後ほど触れていこうと思う。

というより、私は、生物学上の父親と、育ての父親が別人の為、どう書いたら良いのかよく分からない。


それはさておき、母親の職業はスナックのママ。

とは言え、田舎のスナックなのでそんなに豪華なものではない。


そんな母親と、当時の職業が料理人の育ての父親(この後は父親と記述します)の間で育つ私なのだが、1つ大きな問題があった。


家庭内暴力があったのだ。

今で言うDVというやつだ。

母親と私は数日に一回ペースで、殴る蹴る、木刀でどつかれる。なんてことは日常的に受けていた。


外から見たら良い父親、内情は恐ろしくてたまらなかった。

そんな状況に母親が耐えれず、私は10歳になるかならないかくらいの時に、児童相談所に預けられる。


この時の私は、親から離れる事への恐怖から母親の袖を破るくらいに掴んで必死に泣き叫びながら母親を引き止めようとした。


しかし、想い届かず、そこからは、親の居ない生活が現在まで続く。

その時はまだ、それからずっと親元に戻れないなんてことは夢にも思ってない。


そんな中、私がお世話になる養護施設が見つかり、そちらに引っ越す事になる。

ひでぼー
作家:ひでぼーくん
育児放棄された子供でも年収1億円
0
  • 0円
  • ダウンロード

2 / 2

  • 最初のページ
  • 前のページ
  • 次のページ
  • 最後のページ
  • もくじ
  • ダウンロード
  • 設定

    文字サイズ

    フォント