小説の未来(15)

  当然、国家を証明するには、条件を明確にしなければなりません。でも、国家の条件とは、いかなるものでしょうか?選挙があって、国会議員がいて、公務員がいれば、国家なのでしょうか?それらは、単に人々を役割によって区別したにすぎません。  

 

 国家の歴史から国家の実体を解明しようと研究なされている学者が多々いらっしゃいますが、国家は、人類の良心を無視するかのように、日々人類に殺戮(さつりく)を強要し続けているのです。ふと思うのです。「人間と国家の証明」の問題は、殺戮を繰り返す人類への天誅(てんちゅう)ではないかと

春日信彦
作家:春日信彦
小説の未来(15)
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