不思議な言い伝え ~迷信いろいろ~

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2.日本の迷信( 1 / 1 )

まずは日本の迷信から見ていきたい。

すべての迷信をピックアップするのは不可能であるし、地方によっても、また家庭によっても温度差があり、違ったりするだろうから、ここではごく一般的なもので、私が知る範囲で見ていきたい。

迷信はあくまでも単なる迷信だと考えるのは早計である。それなりの知恵・教訓が潜んでいることもある。

最初、迷信は不吉なものばかりだと思い込んでいたら、その考えは間違いだと気が付いた。過去の記憶を辿りながら、数々の迷信を列挙してみると、縁起の悪いもの、良いもの、食べ物に関連した健康面に触れたもの、どこかメルヘンチックなものなどがあった。

私なりの基準で次の五つの範疇に分類してみた。

「不吉編」

「幸福編」

「食べ物編」

「メルヘン編」

「その他」

 

(1)不吉編( 1 / 1 )

「箸をご飯に立ててはいけない」

これは迷信ではなく、マナーである。

一般的に、亡くなった人の枕元にお箸を立てたご飯を盛る供養がある。いわゆる「枕飯」。ご飯に箸を立てることは死んだ人を連想させるので良くない行為とされる。一つの風習である。

「二度あることは三度ある」

迷信ではなく、諺である。

「時代は繰り返される」ではないが、物事は繰り返される傾向がある(同じ様なことが二度続けて起きると、もう一度起こる可能性が高い)ことから、今度は失敗しないように、悪いことがまた起こらないように注意せよという戒めである。

また「三度目の正直」という表現がある。

これも迷信ではなく、諺である。

仮に、一度や二度失敗しても、三度目は成功する。一度や二度当てにならなくとも、三度目は確実であるとしたもの。

何となく、迷信と諺の線引きに悩みそうである。

迷信という言葉のイメージからは、縁起が良さそうなものよりも、どちらかというと、縁起が悪そうな方が多いような気がするが、それはさておき、最初に不吉編と題して幾つかを取り上げてみた。

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作家:山中 和夫
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