ゆるい起業は自分が好きなことを自分自身で納得できるようにマイペースで進めていくことが、それが長続きするポイントです。そういうビジネスは自分の好きにできますから楽しいですし、その楽しさが長く続けられる理由のひとつになります。
だからたとえ気持ちが揺れても嫌なことまで仕事として引き受けないように心がけなければなりません。
嫌なことというのはさまざまです。最初から嫌だと分かるものは、最初から手を出さなければいいだけです。しかし気付かずに嫌なことをしなければならなくなる落とし穴も事業の中では遭遇してしまいます。
よくある嫌なことに手を染めがちなパターンは、誰かと組んで事業にかかる場合です。誰かと組むことは、もうその時点で自分の好き勝手に事が運べない可能性が非常に高くなります。私も会社を辞めてから今までにいくつも協力者とゆるい事業に手をつけましたが、その中で失敗したものは、私のやり方に協力者が着いて来なくなったか、協力者のやり方に私が反発を感じるようになった、このどちらかです。
なかなかゆるい起業を共同で行うことは容易ではありません。お互いに話し合って分かったつもりでも、やっぱりどこかで考え方のズレが出ます。だから私はゆるい起業はたった一人で実行する他ない、と考えるようになりました。一人であれば相談することも無く、対立することもありませんから単独で好きな方法で好きなことを続けられますから、嫌なことを引き受けることが少ないです。
しかし、事業にはどうしても相手が必要だし、たとえそれがネットの中にあっても相手は存在するので完全に一人でビジネスはできません。ネットビジネスがその例で、ネットビジネスではその運営会社のルールや運営方針がありますから、こちらの好き勝手にできないことも多々あります。でもネットビジネスは多くのサービスから選んで使えるので、嫌なことがなるべく少ないように絞り込んで使うことができます。
私の場合は文筆が事業ですが、決まった方針に従って文章を書くことは、あまり気が進みません。これは絶対嫌ではありませんが、できるなら自由に思うことを記事に表現したいので、クラウドソーシングで決まったテーマで文書作成をする仕事は受けません。自由に記事を書いてそこに広告を貼って収入を得る式の事業が好みです。だからなるべくそうのようなサービスをネットで選んで使います。