ゆるい起業がどのようなものであるか、イメージを読者の方々に持ってもらえるように書いてみました。
会社員の夫を持つモデル夫婦の年金は月約23万円程度なのだそうです。年間にしたら276万円。ちなみに私は51歳で会社生活を終えていますから夫婦の年金合計は約240万円です。まずこの年金だけで貧しくないふつうの暮らしができる基本生活費をチューニングします。例えば大きな車を小さな車にするとか、不要な保険を解約するなどです。それからいざというときの出費は年金以外の貯えで賄うことにします。大雑把ですが、これで年金以外の収入が無くても私は生活できます。
これができたら、お小遣い稼ぎだけを目的にゆるい起業を始めます。大事なことは上述した普段の生活に必要な基本生活費にゆるい起業からの収入が混じらないようにすることです。もし儲かったお金を普段の生活費に混ぜてしまったら、生活はたちまち贅沢になり、一旦贅沢になった暮らしはなかなか質素に戻せないから、こうなったらもはやゆるい起業はできません。必死に辛い仕事でもやって行かなければならなくなるからです。
従って自分年間でいくら稼げば自分は納得できるのか、そこから年収の夢を描くといいと思います。私の場合は年間30万円ぐらいあれば、一応は自分がしたいことをして、買いたいものが買えますから、これを上回る収益を1年間で出せばよいことになります。
一方、何で起業するかを決めることが要ります。ここで見栄を張るとゆるく起業できませんから、自分の好きなこと、あるいは得意なことで気楽にできる仕事をネタに儲かる仕組みを考えます。儲かる仕組みと言うと難しいと思うかも知れませんが、ネットの世界では既にいくつも無料で開始できるお金を儲ける仕組みがあります。例えばネット通販のアマゾンや楽天市場の広告を自分で作ったサイトに貼るというものが一番簡単で手っ取り早く開始できる儲かる仕組みのでしょう。他にもオークションサイトやフリマサイトなど物販で儲ける仕組みもあります。
ただ、いくら始めるのが簡単でも、いきなり納得いく儲けは出て来ません。上達するまでにはそれなりの年月がかかります。あまり稼げないなら、お金をなるべく使わないでその分で自分のビジネスを磨くことを考え続けたらいいのです。これは好きなことでしかできない仕事のやり方でしょう。今までの現役時代には許されなかった自分のための自分の仕事だから、儲からなくても好きだからやって行ける。こんなビジネスネタで始めることがゆるい起業の仕組みには必要です。